なぜ境界線がないと、燃え尽き症候群を引き起こすのか?仕事の境界線をなくすと、生産性の低下や燃え尽き症候群のリスクを高める?

様々な種類のリーダー(中間管理職からトップの管理者まで)をコーチし、ストレスの軽減やワークライフバランスの向上、効率的生産を助けてきました。

 

 

時は流れ、問題の本質を探ると、核心が見えてきました。同僚やクライアントとの境界線の低下が、貴重な時間や労力を奪い、生産性や効率性の壁となっていました。

 

 

もしこれが起こったとしたら、妨害をされて仕事をコントロールできなくなります。ストレスは最大になります。

 

 

仕事のストレスは、燃え尽き症候群を引き起こします。境界線の低下が作業負荷、優先事項、抱えきれないほどの負担をもたらします。良いニュースもあります。境界線への対策を一度行うと、ストレスレベルは下がるでしょう。よりフォーカスし、物事を終えるために時間と労力をよりかけるようになります。こうすることで、自信を高め、どんな恐怖も調整し、盾となります。

 

 

問題の本質を照らすかもしれないいくつかの考えをご紹介します。境界線を作ることを手助けし、不必要な混乱を減らし、素晴らしい仕事ができます。

 

 

 

1、重要な仕事をする時間を分け、守る

 

最初に、何をするべきなのか考えましょう。私がコーチしている多くのリーダーは、たくさんの邪魔が入ると文句を言っています。チームや企業の他の人からの妨害が入るので、ハイレベルな考えや計画に割く時間があまりありません。

 

 

何をすべきか、何時間それをするかを考えましょう。スケジュールのいつに入り込むかを決めて、それを実行しましょう。

 

 

そうする方法はいろいろあります。あるクライアントは「邪魔しないでください」というサインで、ドアを閉めると言っていました。その時間は、eメールやオフィスチャットシステムをログオフします。彼女は、1日の仕事時間のある時間は他にとっておき、チームにも知らせています。緊急以外は、邪魔なしで作業します。

 

 

もちろん彼女のやり方を進めるべきでしょう。同僚はドアをノックするかもしれません。電話するかもしれません。緊急ではない時に。深刻に話すべきです。境界線が欲しい時は、真剣に話してください。丁寧に、しかし、そうする必要があることをはっきり言いましょう。そして理由も教えましょう。

 

 

他の人がそのリクエストをリスペクトしない場合、私のクライアントは、重要な仕事をするためにどこかへ行きます。時折、すべきことをします。これは、平静さや生産性のためだけではありません。企業や従業員のためでもあるのです。

 

 

2、非現実的な期待をしない

 

心配性な人ですか?ハイレベルな仕事をしていますか?ベストをこなしていますか?他の人から頼れる人だと思われている人でしょうか?これは良いことです。真面目な性格は仕事の成功の鍵となります。トップリーダーは、真面目な人々の傾向があります。

 

 

残念なことに、真面目さは悪い部分もあります。境界線の原因ともなります。

 

 

真面目さが仕事のスタンダードになっていますか?必要でしょうか?

 

 

あるケースでは、ある管理者がクライアントに「訓練を受けた」と期待しているので、即座に反応することができます。週末でもです。バケーションの時もです。成功の一旦をになっていますが、持続することはできません。彼は危険にも境界線を作ることができなかったのです。そのため、悪いことが起こりました。

 

 

他人に反応するのに時間をかけるようにしました。適切なことをするようにオファーしました。しかし、トップをやめたわけではありません。週末は、携帯の電源を切り、手の届かないところにおき、月曜の朝までは取らないようにしました。休暇中は、自動返信機能を使用しました。

 

 

世界は終わったわけではありません。事実、他のポジティブな変化と組み合わせました(飲み会を減らす、睡眠をよく取る、リラックスする何かをする)数ヶ月後には、新しい人物になりました。仕事をより楽しめるようになったのです。

 

 

これはあなたのシチュエーションに似ているかもしれません。賢く小さな変化を始めることを推奨します。境界線を作る機会を探してください。見つけることができます!探し始めましょう!

 

 

3、個人的に必要なものやそれに従って行動しましょう

 

 

あなたは内向的ですか?外交的ですか?

 

 

外交的な人は、人と一緒にいることでエネルギーをもらえます。パーティーやソーシャルイベントが好きです。いろんなことを話すことが好きです。境界線のない会社を好みます。

 

 

内向的は、社交性に欠きます。一人の時間を好みます。開けた会社なんて悪夢です。燃え尽き症候群のリスクが高まります。

 

 

社交性にストレスをかかえるクライアントがいました。彼女は、過重労働をかかえていましたが、ストレスの根源を見つけ、コントロールするようにしました。

 

 

「同僚が絶えずデスクにやってくるの」と彼女は話しました。「話をして、コーヒーやランチに誘うの。ゴシップや文句が好きなのよ。本当に疲れるわ。」

 

 

彼女は内向的でしたが、気づいていませんでした。彼女のコーヒーやランチ「休憩」は、仕事よりも重荷になっていました!彼女は、境界線を作る必要があり、そのため、休憩を息抜きの時間にすることができたのです。

 

 

最初にコーヒー休憩の時間を確保しました。彼女は、誘いを断り、その答えに納得しない人がいたら、散歩に出かけました。そうすると、誰も彼女を見つけることができません。次に、火曜日に「グループランチ日」を設定しました。他の日は、一人でランチを食べるのです。

 

 

また、通勤時間を解放時間にするようにしました。「機内モード」にします。Eメールをチェックする必要もないし、電話も来ません。その代わり、ソフトな音楽やリラックスのできる音楽を聴きます。こうすることで、帰宅してすぐにリラックスする時間にあてなくてよくなりました。リラックスして帰宅できるからです!

 

 

仕事で何がストレスか詳しく調査することをお勧めします。何をしているのか、本当に必要ではないし、疲れることは何ですか?どのように人の期待に応えることができますか?どのように境界線を作り実行できますか?

 

 

たくさんのコントロールできることがあると思います。それに気づき、新しく取り入れて、変化を起こしてください。ストレスも少なく変化を助けることができます。

感情的なトリガーを落ち着かせる方法5選とは?

感情的なトリガーは癒すべき傷です。

 

 

感情的なトリガーは何でしょうか?
他人の言動によって影響を受けるあなたの心の中のことです。

 

 

トリガーが引かれると、感情を引き出し、傷ついたり怒ったりします。おそらく後から後悔することになるでしょう。傷つくことを恐れて、反応がとても激しくなります。

 

 

例えば、同僚が「この仕事するほど賢くないよな」や「年取りすぎてパートナー見つからないだろう」などを言うと、トリガーが引かれることです。

 

 

怒り、自分自身を疑い、劣等感を感じるか、さらにひどいことに「危機を乗り越えた」と勘違いします(乗り越えるべき「危機」なんてありません)

 

 

一方で、「そんなバカな。もちろん自分はこの仕事に適している。」や「何歳であろうと、素晴らしいパートナーが見つかるはず。」と思ったら、自分の価値を信じているのでトリガーを引かれることはありません。

 

 

感情のトリガーは癒すべき傷です。そのトリガーは恐怖からきています。全く現実ではありません。しょっちゅうトリガーを引きたくないですよね。特に、神経質な人にとっては、疲れるし、辛いです。

 

 

感情的なトリガーを癒すには、「私はバカだ」や「私は神経質すぎる」という、家族や社会から得た自分の本質を、慎重に調べて、変えましょう。

 

 

自分自身の欠点だと思う部分に優しく接する必要があります。また、自分の身体のイメージや価値について疑ったほうがようでしょう。最初のトラウマや過去の失敗を癒すには、感情を吐き出しましょう。そうすれば、簡単にトリガーを引かれることはありません。

 

 
 

 

下記の戦略を使用し、感情的トリガーを癒していきましょう。

 

 

1、気づく。

 

日記に、感情的トリガートップ3を書き出す。例えば、体重や見た目をバカにされた時は?仕事に見合った報酬を得ない時は?自分は健全な関係を築けるほど魅力がないと感じてしまっていませんか?癒すべき自分の一面を明確にするために書き出しましょう。

  

2、トリガーの根本を発見しましょう。

 

トリガーの根本が何か日記に書きましょう。例えば、恋人に「デブ」やブスなど言われたことはありませんか?過去に教師に落ちこぼれと言われたことはありませんか?家族から無視され、愛を感じずに成長したことはありませんか?トリガーの根本を知ると、自分のことを深く知ることができます。

   

3、ネガティブな考えを変えましょう。

 

最も影響力の小さい感情的なトリガーから始めましょう。慎重に変えていきましょう。自分自身に「本当ではない」と言い聞かせましょう。本当のことは、「私はかわいい、価値があって、賢い」と言い聞かせましょう。ネガティブな考えをポジティブでより現実的なものに置き換えましょう。

   

4、なりきって行動しましょう。

 

癒すプロセスのスタートには、「なりきって行動」が必要です。新しいポジティブな考えが最初は完全に受け入れられないでしょう。それでも大丈夫です。例えば、誰かに「私はそう思いません。素晴らしい仕事をする価値のある人間です」と言うだけでもよいです。(完全にそう信じてなくても大丈夫です)後に、信じることができるようになります。もしくは、「私の神経質さを誇りに思っています、なくさないで下さい」と言います。それがいずれ本物になるためにもっと賢明な行動を練習する必要があります。

   

5、セラピストやコーチの助けを借りましょう。

 

トリガーの根本や感情が起こるプロセスを探す手伝いをすることは役に立ちます。もしかしたら、家族が信じてくれないことに果てしない怒りや悲しみを感じているかもしれません。そのため、自分を信じることができないのかもしれません。感情を説明し吐き出すことは、トリガーを癒すことを助けます。あなたの本当のパワーを受け入れるために進むことができます。

    

他人の不適切な言動に踊らされることはなくなるので、トリガーを癒すことは開放感を与えます。もしかしたら、まだ他人をうっとおしく感じるでしょうが、あなたを閉じ込める力を持っていません。感情的なトリガーを癒せば癒すほど、感情的に自由になるのです。  

心配性と鬱に効く、自然治療とは?リラックスして、再充電、再びみんなと繋がれる、自然な方法を見つけましょう

「携帯の通知を切って、聞きたくないニュースを一日や二日無視してみたら」と言うのは簡単かもしれませんが、実際はそんな風に上手くいかないものです。

 

多くの人は携帯を仕事や子供たちとも連絡に使っていたり、彼らにとって大事な人達と連絡を取り合う為にソーシャルメディアを使っている人もいます。単に携帯をオフにすることが出来ずに、多くの人はストレスを和らげる為にドラッグに走ってしまうのです。

 

ドラッグはあなたを憂鬱な状態から抜け出させてくれますが、その後にはあなたが夜ゆっくり眠れる様に落ち着かせてくれる人が必要になるかもしれません。ドラッグはあなたの不安を抑えられるかもしれませんが、あなたを疲れさせて、必要なエネルギーが湧かずに日常生活に支障が出るようになります。

 

多くの人にとってドラッグは神からの授かり物のようなもので、脳内の不安定状態を調整する手助けとなるものですが、他の多くの人にとって、ドラッグはより多くの問題を起こし、更には抱えている問題を悪化させてしまうものなのです。

 

 

もし調子が良くなく、不安が日常生活を妨げ、やるべきことに集中することさえ困難になったとしても、絶望しないで下さい。あなたの精神や心を和らげ、より効果的に集中出来る様にあなたが出来る自然な方法は数多くあります。

 

この記事は同毒療法でも、鍼療法でもありませんし、大きな製薬業界から選ぶ代替薬品などではありません。この記事で取り上げるのは、あなたがあなた自身の中に生まれながらにあるパワーを利用し、あなたの思考や身体を今までと違う方法でどのように使うのかを学ぶことについてです。

 

 

これらの多くのテクニックは、自己催眠の方法に基づいています。もしあなたが催眠術を聞いたことがない、又は催眠療法士に会ったことがない場合は、催眠とは新しい方法で異なる思考部分を活用する自然なアプローチであると考えて下さい。

 

 

あなたの意識によって言い逃れを強制されたり悪い習慣を繰り返す(これは通常、自分の最大の関心事とはなりません)代わりに、催眠療法はあなたの潜在意識にあるものを解放する手伝いをしてくれます。この自然の治療者である潜在意識は、あなたが意識するまではずっと舞台裏に留まっていることが多いのです。

 

 

そのプロセスを始める為には、数分間の静かな時間を作ることが大切で、それは出来るだけ毎日することが理想です。最適な時間帯は朝、一日が始まる前です。多くの人は仕事や家族の為にとても早く起きているので、無理してこれを夜中3時に起きる様な努力はしないで下さい。もちろん他の時間帯でも効果はきちんとあります。重要なのは、あなたが全く邪魔されることなく集中出来る時間を確保するということです。

 

 

まずは快適に座れる場所を探しましょう。背もたれがあり、足がしっかり地面につくことを確認して下さい。足や腕を組んではいけません。足は地面にリラックスした状態でついて、手は膝の上か椅子の肘掛けに置いて下さい。目は開けたままで、ゆっくり深呼吸することから始めましょう。呼吸を意識して、空気が身体に入り、お腹を満たし、身体から出て行くのを想像してみて下さい。息を吸うときは綺麗でフレッシュな空気が入ってくるのを想像し、出て行く空気は身体の不純物やネガティブさ、ストレスを含んだものであると考えてみましょう。

 

1〜2分は呼吸を意識することだけに集中して下さい。

 

次は、3回ゆっくりと落ち着いた息を吸って吐き出します。息は鼻から吸って、口から出す様にして下さい。そして3回目の時には目を閉じる様にしましょう。

 

ただ座って、深呼吸だけします。あなたの身体に意識を向けてみましょう。そうするとあなたがどのように椅子に座っているのか分かる様になります。快適で、しっかりと支えられている状態であることを確認して下さい。もっと腕をリラックスさせてみましょう…そして椅子に身体をもっと深くあずけてみましょう。身体的により快適でリラックスした状態になれるようにして下さい。

 

 

一度とてもリラックスすると、あなたの頭に溢れている考えに気付く様になります。頭は静かな状態を好まないので、いつも何か考えること掘り出します。

 

夜、横になっても眠れずにいて、思考がコントロール出来なくなった経験がある人なら誰でも、この状態がどの様なものなのか分かると思います。思考に意識を傾けるものの、執着しないように注意して下さい。考えがあなたの頭に浮かぶのは許しつつ、優しく押し返す様にしてみましょう。私はここで箒を思い浮かべるのが気に入っています。考えを端から掃き出してしまうような状態をイメージしてみましょう。

 

 

穏やかに座り、呼吸し続けられる様になったら(2〜5分掛かるかもしれません)、マントラ(繰り返し唱えられる言葉)を自分に言い聞かせてみましょう。

 

「私は穏やかに感じています。とても平和な状態にいます。私は自分に起こること全てに対処することが出来ます」というのは例の一つです。心が安らかになるものであればどんな言葉でも構いませんが、あなたが正しいと思える内容にしましょう。

 

もしあなたが「私は大金持ち」と言い聞かせても自分が本当にそうではない場合、脳はその考えを拒否してしまいます。表現法/語法はあなたによって信じられるものでなければいけません。マントラをしっかり1分間何度も繰り返しましょう。「私はリラックスしています。私は思考をコントロール出来るし、私に安らぎをもたらしてくれるものに集中するよう選び取っていきます」というのはまたもう一つの例です。

 

 

もしこれを毎日行えば、このリラックスした状態をよりしっかりと実感出来る様になるでしょう。出来れば一日一回以上行うのが理想ですが、まずはきちんと初めて続けていく為に一日一回から始めてみましょう。

 

 

練習すればするほど、ストレスや不安を感じた際にも働く強さがつくようになるでしょう。新しく、より穏やかなあなたが少しずつ形成されて、心配性だったあなたをゆっくりでも確実に置き換えられるようになるでしょう。

 

 

あなたのことを必要だと思っていない人とどう向き合うか?

相手が自分で全て出来ると思い込んでいる時どうすれば良いのか、新しい研究がその方法を教えてくれています。

 

 

もしかすると職場や近い存在の中に“自分は万能で何でも出来る”と考えていると思われる人がいるかもしれません。

 

大事な仕事に対して自分も努力を共有すると合意したのに、その相手はその仕事を奪い取ってあなたを待たずに完成させてしまうと感じた経験があるかもしれません。これは単なる自己中心的な性質の表れなのでしょうか?

 

でも、その相手は大抵気心が合う相手であるし、評価や権力を追い求める様な相手ではないことから、その自己中的な考えは単純に当てはまらない様に思えます。もしかすると、その相手は自分を万能だと思っているというよりもむしろ、一人で仕事をすることに慣れていて、一人の方が気が楽だと考えているのかもしれません。

 

あなたにとって問題なのは、彼らにより、自分が“二番手”という役柄に追いやられてしまうという感情と、重要な場面に携わる機会が全く訪れなくなってしまうということです。

 

 

言い方によっては、あなたの為に何でもしてくれるパートナーや同僚のおかげで、あなたは別のことに時間を使える様になるとも言えます。

 

 

しかし実際のところ、あなたは自分の考えを結果の為に提供したいと考えています。もしこれが仕事に関係するタスクであったら、その相手がいつも仕事を片付けることに気を良くしないかもしれません。もし手に負えない相手と付き合っていたら、あなたは頭のどこかで家周りを世話してくれる誰かがいるというのは良いことかもと考えるかもしれません。

 

でもこれらの場合も同様で、やはりあなたはもっと自分でやりたいと思っているのではないでしょうか。

 

例えば、家庭にある育ち過ぎてしまった鉢植えの植物たちを植え替えることをパートナーと話していたら、仕事から帰宅後、全てがきれいに新しい鉢植えに入っていたらどうでしょうか。あなたがやりたかった方法と違ったとしても、もう手遅れなのです。

 

 

自分で勝手に物事をやってしまう人達よりも更に最悪なのは、相手があなたの考えを求めておきながら、あなたの考えを考慮せず、そのまま自分で仕事を終えてしまう人達です。

 

後々彼らは、全て自分でしなければいけなかったとあなたを責めるでしょう。この時にはあなたは、相手が純粋な“個人プレイ派”というよりも“犠牲者ぶる人”の方が適切だと思う様になっているかもしれません。自分が良いと思って進んでこのような行動を取る人を、誰が責められるでしょうか?

 

 

このような問題が一般的であるのと同様に、通常、心理学は全てにおいて個人プレイをしたいと思う人達の原因や結果をはっきりと研究していません。驚く方もいるかもしれませんね。

 

しかし、ベルゲン大学の心理学者、セシル・ショウ・アンドレアセンとその同僚による新しい研究(2019年)では、その問題に対する答えが示されていました。

 

このノルウェー人の筆者は“仕事中毒の人”に注目し、なぜ人々は求められている義務以上の努力をしなければいけないという必要性を感じ、更になぜ全てを自分一人でしなければいけないと思うのかということについて研究しました。

 

ここで一点明確にすると、研究チームは仕事中毒を「仕事に対する多大な傾注/打ち込み、長い勤務時間、求められている以上に働く、仕事に対する抑えのきかない執着」と定義しています。

 

 

“全てをしなければいけない”という感情は、あなたの過度に働く傾向に確かに関係しています。このノルウェーの著者が考える仕事中毒の一因となる性格は、ナルシシズム、完璧主義、心理学的タイプA(競争意識が強く、働き者)、そしてある種の神経症といった個人プレイ主義の心的傾向です。

 

また仕事環境が仕事中毒をより強める可能性があります。

 

例えば、多くを求められる厳しい仕事や個人の生産性によって報酬が決まるタイプの仕事では、仕事中毒の傾向が強くなります。その他には上司の指導方針なども仕事中毒に関係があるとされ、特に上司が部下に対して虐待的な態度を取るかということが関連している様です。

 

 

アンドレアセン達は職場の要因から起こる仕事中毒の指標を理解する為に、合計9つの仮説を実験し、手始めにノルウェー政府によって登録された労働者から無作為に5,000人のサンプルを集めました(このノルウェー政府のデータは国内全ての労働者の統計を記録しています)。

 

その中で約3分の1の人がアンケートに全て答え、結果として約1,608名の参加者が集まりました。彼らの平均年齢は45歳で、その中の3分の1は何かしらの管理職に就いていました。

 

仕事に対する中毒性は、以下の7つの項目によって測られました

 

“核心となる中毒症状”の突出、耐性、気分調整、再発、撤回、葛藤、課題。職場環境の指標として、仕事の需要性と統制、不明確または対立する仕事役割という問題面、悪い関心の対象となること(いじめ、仲間はずれ等)を含んでいます。指導方針、個人の特質、直属の上司の暴力的態度は、仕事中毒を決定付ける方程式において最終項目となりました。

 

 

このノルウェー労働者のサンプルでは、労働中毒と定義された人は約7%でした。

 

しかし、全ての参加者において仕事中毒の尺度となったポイントは、好ましくない職場環境に関連しているということが分かり、また筆者は、「仕事中毒者は現実逃避、没頭性、個人的目標達成によって駆り立てられている」という可能性があるということを指摘しています。

 

仕事中毒者は「不快なストレスから逃れるため」に仕事に没頭してしまうのです。

 

低い仕事統制が高いストレスの前兆とする以前の研究とは異なり、仕事中毒の人は自分に責任を感じる際、より多くの仕事をすることでより多くストレスを抱えることになることがこのサンプルによって明らかになりました。

 

有害な職場環境は仕事中毒性の一因となりますが、「他人と交流、打ち解け合い、親密になることの難しさ」のせいで仕事中毒の人が気付かずにそういった職場環境を作ってしまっているのかもしれません。虐待的指導方法は従業員の労働中毒的態度へほとんど影響が無い様に思われました。

 

しかしその一方で部下に自分の判断で仕事を進める様放置した上司の方が、仕事中毒を助長させる可能性が高いことが分かりました。

 

 

仕事中毒者と個人プレイ主義者のメンタルの関係性に戻ると、人々は仕事を完成する必要がある際に明確な指示が得られない場合、彼らの様な方法を取り込む様になるということをノルウェーの研究は示しています。

 

中毒性による類推はこの点においてとても興味深いです。個人主義になりそうな人は恋愛かキャリアいずれかの初期段階で、成功する為には誰よりも勝る必要があると感じるのではないでしょうか。またはもしかすると気付かないうちに彼らは必要以上に努力し、そうすれば報酬が得られることを知り、特に力を注いだ対象から評価をもらえた時にその気持ちを強く感じることでしょう。

 

特に彼らの両親や先生が、評価や愛情、感謝といったものを得る為には個人が自分でそれを手に入れることが出来ることを証明する必要があるという信念を増進させた場合、そうした行動が人生の早い段階で形成され始める可能性はあります。

 

 

アンドレアセン達は労働中毒に関連する個人の特色を測らなかった為、彼らは重要な一因を見過ごしてしまったかもしれません。彼らは仕事中毒者の心的傾向の変化の28%しか説明出来なかったという可能性があります。

 

更に、彼らは職場の最高地位を占める労働者、つまり雇い主や社長を調査しませんでした。

 

彼らは管理する能力に頼った役職であるからこそ、彼らこそが個人主義的考えを持っている可能性が高いかもしれません。彼らの仕事や対応は多くの能力を必要とするだけではなく、投資者に吟味され、彼らの判断が良い結果を招いた際に報われます。関係性においては、“最高経営責任者”というものはなく、長い間個人で全てをこなし、生きてきた結果としてこうした関係に落ち着いたのかもしれません。

 

 

まとめ

あなたを必要としない人達を対処するには、彼らがあなたにどのような気持ちにさせるかを正直に話せる瞬間を見つけてみましょう。

 

彼らがあなたを招き入れることに対して報酬を与えることによって、彼らの全てを自分でしようとする“中毒的”習慣を断ち切りましょう。

 

相手の支持を仰ぎ続けて怒りに煮えたぎることはより悪化した状況を生むだけです。

 

家庭、職場いずれにしても関係性を向上し満たすコツはあなたと相手両方にとってとても重要な課題やタスクにおいての協力にあります。

ナルシシズムには、新しい利点がある?精神的に強く、開放的?

精神的に強く、開放的であることはナルシシズムのポジティブな効果なのでしょうか?

 

 多くの人は否定するかもしれませんが、我々は皆ある程度ナルシストです。どの程度自分がナルシストか知っていますか?もし興味がある場合は、こちらの双方向のオンラインアンケート、ナルシスト性格調査表(NPI、学術目的のナルシスト傾向調査)を利用すれば5分で結果が分かります。もしくは、ウルバナキャンペーン、イリノイ大学新理学部のR・クリス・フラレイによって作成された“人格、リーダーシップ、自尊心”のアンケートを利用することも出来るでしょう。どちらのテストも心理学的助言となるものではありません

 

 

 最近では、今まで固定観念を持って見ていたナルシシズムに対する考え方を再調査の必要性を正当に理由付けるような、革新的な研究がありました。

 

 

準臨床的ナルシシズムは精神的強さと学校でのより良い成果を出すことに繋がりがあるかもしれません

 

 

 まず始めに、最近の国際的な研究は、順臨床的にナルシシズムの傾向が見られた青年は強靭な精神と学校においてよりよいパフォーマンスをする傾向があることを発見しました。準臨床的ナルシシズムは臨床的な行動や症候群(誇張や独占)を含んでいるものの、著者はすかさずナルシスト的な数値が例え高かったとしても、それは必ずしも人格に異常があるというわけではないということを指摘しました。一般に、準臨床的ナルシシズムは精神病理学的異常とされる自己陶酔性人格疾患(NPD)とは区別されます。

 

 

 “長期のナルシシズム、精神の強さ、学校における成果の関係性”という論文が人格と個々の相違という雑誌において2018年9月に発表されました。

 

 

 この論文からの大きな収穫は、思春期において準臨床的ナルシシズムは精神の強さに肯定的に相互関連しているということです。筆者は人格の汚点とされる3つ(ナルシシズム、精神病、マキアベリズム)について再考する必要性も結論として述べています。調査員によれば、一般的に精神の強靱性を見せた人は、プレッシャーがかかる場面や様々な状況においてその人にとって最高のパフォーマンスが出来るということを意味しています。

 

 

 この研究は、第一筆者としてコスタス・パパゲオルジウス、監督はベルファストにあるグイーンズ大学心理学科にあるINTERRaCt研究所とその共同者であるユリア・コヴァス、そしてロンドンのゴールドスミス大学InLab、ロンドンのキング大学、マンチェスターメトロポリタン大学、不ダースフィールド大学、そしてオースティンにあるテキサス大学の監督によって行われています。

 

 

ナルシシズムは単に“良い”“悪い”と捉えられるものではありません。一様に“ナルシストだ”と烙印を押すのを止めるべきです。

 

 

 パパゲオルジウスのナルシシズムに対する耐えない悪口に関する仮説はとても斬新なものです。というのは、私の知る限り彼は、準臨床的ナルシシズムの微妙な違いを調べ、一般に言う“ナルシシスト”は良い特性であるかもしれないと推測した数少ない人物だからです。(詳細は“私達が「ナルシスト」というレッテルを貼るのを止めるべき理由”)

 

 

 “順臨床的にナルシシズムと判断された人は、自尊心が高い為によりやる気に満ちて、はきはきとしていて、決まった状況下で成功し易い”とコスタス・パパゲオルジウスは述べ、次の様にも語っています。“自分の能力に自身を持つということは雄大なナルシシズムの重要なサインの1つであり、精神の強さにおいて中心となるものです。もし精神的に強いのであれば、チャレンジを喜んで受け入れ、そのチャレンジを自分の成長する機会として受け取る傾向があります。社会集団として、ナルシシズムの捉え方を見直すことはとても重要です。私達は感情や個人の特色を良い悪いと受け取ってしまいますが、心理学的特質とは進化の賜物であり、それらは良い悪いと判断されるものではなく、適応性があるか、順応性があるかと考えられるものです。私達は型にはまった社会道徳を人間の本質の表れを取り入れ、賞賛するべきかもしれませんね。”

 

 

 パパゲオルジウスは最近別の追跡調査(“ナルシシズムの強固な精神による鬱症候群への良い効果:ナルシシズムは3大の悪かもしれないが、世界が少し明るく見えるのを手助けしてくれます”)においてこのテーマを取り上げています。この記事はオンラインでヨーロッパ精神医学雑誌にて2018年11月1日に発表されました。

 

 

 この記事をユニークにさせた点は、パパゲオルジウスとその同僚達が、準臨床的ナルシシズムと精神の強さ、五大国の経験に対する開放性(OE)の特性、恐怖/脅威よりも成長/冒険性への適合評価の関係性を突き止めたことです。

 

 

筆者は次のように述べています:

“挑戦への適合とOEの間の繋がりは,チャレンジに強いとされる個人が変化を受け入れ、新しい経験を脅威というよりも成長の機会として捉えている、という事実から概念的に証明されます。集合的に準臨床的にナルシシズムの値が高く、精神が強いと判断された人は特に経験に関して寛容であるかもしれないということをこの実験による発見は示しています。取り分け彼らは新しい機会を個人の成長の機会と捉える傾向と自信を持っている様です。”

 

 

 経験や新しい機会に対して寛容な準臨床的ナルシシズムが促進する上向き傾向に加えて、パパゲオルジウスらの革新的研究は準臨床的ナルシシズムがより少ない鬱症候群と関係があるかもしれないということを示唆しました。実際に準臨床的ナルシスズムからより強い精神や良い結果へ繋がる“軌道モデル”はより低い鬱兆候の信頼性のある強い指標であることを筆者は発見しています。明らかにこの結果は準臨床的ナルシシズムは鬱兆候の変化において大まかに言っても約3割関連していることを示しています。

 

 

 しかし注意点がいくつかあり、この研究では長い制限事項(全階層的デザイン、自己報告アンケートなど)があります。前述された準臨床的ナルシシズムの良い面を“見せかけの恩恵”として報道する前に慎重にこの問題を取り扱うことはとても大切です。そしてもちろんNPDは数えきれない程多くのマイナス面を含んだ自己障害であるということを再び主張する経験的で逸話的な証拠はたくさんあります。

 

 

 筆者は次の様に結論付けています。“現在の調査は直接理論的で間接的な応用的関与を持っています。発見は準臨床的ナルシシズム(SN)がポジティブ(雄大)さとネガティブ(脆)さ両方の局面を持つ複雑な性格特色であることを裏付けています。精神の強さ(MT)を含む前社会特性との関係を調査することは、準臨床的ナルシシズムの適応傾向を識別し促進させようとする時に特に便利です。

 

 

他の個性特性(例、経験への寛容性)と、誇張的ナルシシズムと脆いナルシシズムの違いを区別することを考える一方で、SNからより高いMTへの規範となる方針を研究することは、精神医学において変化を説明し予測することとなるかもしれません。個性の特質の適応性を考慮することは、ジョイント介入プログラムはむしろ順応的側面の準臨床的ナルシシズムを促進し、憂鬱な症候群やもしかすると他の精神医学的症候群も減らす精神の強靱性を鍛えられるでしょう。”

大学生のメンタルヘルス危機とは?

調査報告された問題の裏では何が起こっているのでしょうか?

 

 

2014年、私は“大学生のメンタルヘルス危機“、”何がそうさせているのか“、”その為に私達は何ができるのか”というシリーズを執筆しました。このテーマに関しての質問やインタビューのオファーは、他のどのテーマよりも多く受けています。この問題をより深く考察したため、こうしてこのテーマの最新版を公開するのに適切な時期だと思いました。

 

 

 “大学生のメンタルヘルス危機”とはいったい何を指しているのでしょうか?これは次の様な事実を指していて、(a)かなり多くの大学生がメンタルヘルスの問題を抱えているということ(学期間など)、(b)過去15〜20年において大学構内におけるメンタルヘルスサービスの需要が劇的に高まったことです。

 

 

 もう1つ数値に関わる例を挙げると、“去年の治療”に関わる値が2007年は19%であったのに対して2017年は34%と上昇していたことが先月の調査で明らかになりました。さらに、メンタルヘルスの問題を終身的ものと診断された生徒は2007年の22%から2017年は36%へと上昇した。これらの分野で起こっている傾向は1990年代を通して着実に上昇していました。この危機の極めて簡単な結論は以下の通りです。

 

 

1980年代のどの時期でも、10人に1人の大学生はある種のメンタルヘルスサポートを必要、取得していたと考えられますが、今ではその数は3人に1人となり、増得続けています。

 

 

 数値に関してクイズミリオネア的な難しい質問があります。いったい何が起こっているのか?精神病は国内中で“蔓延”しているのか?それともメンタルヘルス治療を切望するような方向へ変わってきているのか?私の意見では主要な原因はメンタルヘルス治療に対する姿勢とその使用が変わってきたことであり、それは実際に感情的に弱く苦悩するようになったという第2の重要な原因と組み合わされています。(よって、強い不安や鬱の状態が増えたということになります。)

 

 

 私が述べた最初の理由は事実として確かです。というのは、人々のメンタルヘルスについての考え方には大きな変化が起こっていますし、メンタルヘルスサービスの使用に意欲を示す人が増えています。この人々の態度の変化が上記の変化の主要な理由であることは明らかですが、学者の中にはこの理由がこれらの変化の唯一の理由であると述べる者もいます。この危機の解釈すると、人々がメンタルヘルスに悩んでいた率は、80、90年代と今とでは大差がありません。しかし、80、90年代の人々は今と比べると彼らは自分が抱える問題を公に話すことは少なく、何かしらの治療を望むこともなかった上に(これはメンタルヘルスに問題を抱えることを恥じていた為かもしれません)、メンタルヘルスやその治療に関する知識もほとんどなかったようです。

 

 

 私が尊敬する心理学者であり、PTブロガーであるトッド・カシュダンは最近ある記事を作成しました。その中で彼は、学生はより繊細であり不安になる傾向が強いことを述べていましたが、精神病の蔓延に関しては異を唱え、メンタルヘルスの問題が悪化していないことを証明するデータを示しました。例えば、国際共存症研究によると1990年から1992年の間には約30%の人々がメンタルヘルスの状態を調べられていましたが、その数値は2000年から2002年の間とものとほぼ同じであったとしています。しかし、同じ様な基礎値ではありましたが、実際に2000年代に治療を望んだ人々の数は以前の約2倍でした。ロナルド・ピースは類似した主張をしていて、変わったのは実際の精神疾患の程度ではなく、治療に対する姿勢が変わったとしています。

 

 

 彼らの議論は確かに重要なものではありますが、彼らが用いたデータはこのテーマに関わる唯一のデータではありません。私は物事が悪い方向へ動いていることを示す様々なサインを見てきましたし、特にこの年代やここ10年のデータを見れば明らかでした。

 

 

 一般的人口レベルに関するデータはかなりはっきりとした傾向を示しています(例えばカシュダンやピースによって提示された研究です)。このデータは同時に国の幸福度や充足感が何かしら減少していることを物語っています。私達はアメリカにおいてある特定の人口は不穏な傾向に直面していることは明らかです。例を挙げれば、自殺率、薬物乱用、中年や低所得の白人に見られるなどを私達ははっきりと認識しているのです。

 

 

 また、青年や青少年の傾向は事態の深刻化の証拠を精神病理学において示しています。ジーン・トウェンジは同年代のデータを注意深く辿り、ストレスや鬱、強い不安感において著しい変化があったことを発見しました。NIMHは青年の主要な鬱病診断の頻度が高まったことを見つけていて、2006年に7.9%だったその数値は、2016年には12.8%と急激に上昇していました。これはほぼ50%の上昇であり、この診断は信頼のおける確かなものです。100,000人における青年と青少年の自殺率にも急激な上昇を見ることが出来、2006年には9.9だったのが、2016年には13.5と跳ね上がっています。こちらも同様に以前よりも50%の上昇です。確かに変化ははっきりと実在し、それらは自己報告や治療使用によるデータではありません。

 

 

 同じ様な傾向は鬱を感じる大学生の事故報告にも見ることが出来ます。アメリカ大学健康団体は大学生を対象とした大規模な例年報告をまとめました。強い不安感、鬱、孤独感、自殺願望といった感情に関するデータを2008年と2017年のデータ2つを取り上げます。

 

 

不安、鬱、自殺願望においてかなりの増加を見ることが出来、孤独感の上昇も少し確認することが出来ます。

 

 

 まとめると、実際に精神疾患や鬱傾向を指摘するデータは沢山あるということです。最もはっきりとしたデータとして、2000年代以降子供、青少年、青年に世代的傾向が強まっていることが挙げられます。ここで私が述べておきたいのは、この問題は大学生に限ったことではないということです。大学に通っている生徒が、大学に通っていない人よりも精神が病んでいるという証拠や裏付けはないのです。

 

 

 私がぜひ皆さんに理解して欲しいのは、大学生のメンタルヘルス危機とは、大学生が精神治療を求める率の上昇に関連しているということです。治療の必要性を感じ、サポートを求めた率は80年代に10%であったかもしれませんが、現在は約33%です。この劇的な上昇は、鬱を報告し実際に治療を求めて受けるという態度の変化と、実際にストレスや鬱、不安、それに関連する問題の増加の両方によるものです。

 

 

 この傾向の減少の兆しは今のところありません。実際に私はこの傾向をジェームス・マディソン大学カウンセリングセンター監督のデイヴィッド・ワンスタック博士と話しました。彼はこの傾向をこれ以上“危機”と呼ぶべきではないと述べていました。なぜなら、この傾向は既に10年以上続き、減少傾向は見られないからです。むしろ、この苦痛の種とも言える現象は“新しい普通”となりつつあるのでしょう。

 

 

私の次の記事はなぜ変化が起こり、私達がすべきことのサポートとなったのかということについて述べていきます。

上司は部下よりも精神が不安定?

最新の研究は、少しの精神異常はリーダーにとって有益であることを示唆しています。

 

 

 研究によると、リーダーは無情さや、大胆さ、そして支配する能力を備えることによってよりリーダーらしくなることが示唆されています。

 

精神が不安定で異常を来している人は、自分が力を得る為に他人を虐げてしまう傾向が強いことで知られていますね。この観点から言うと、CEOや政治家と犯罪者や暴力的な人との違いは、あからさまな反社会的行動を避ける能力の有無であると言えます。

 

だからこそ彼らは逮捕されることがないのですね。共感する能力のない人は、彼らの要求を通す為に乱暴に力を振るい、他人を傷付けるような自身の行動すら後悔することはありません。

 

 もしかすると、あなたやあなたの知り合いの周りには特に意地悪な性分で、他人の弱く低く見せようとすることに良心の呵責のない上司がいるかもしれません。どうやら彼らは他人を退けることばかりに気を掛けて、他人を傷付けたことなど意にも介さずに、他人の言動に目を光らせているようです。

 

 アラバマ大学のカレン・ランデイとその同僚による(2018)“悪の主君に使えるべきか?”という名の記事には、次の様に述べられています。精神異常者と同様に、モラルのコンパスを持ち合わせていない企業のリーダーは高く評価され過ぎている、と。そしてこの観念に基づいて発展した話は、“成功した精神異常者”に関した人気のある文献へと牽引するような興味を引くものでした。しかし、ランデイとその同僚達は、その話は重要な項目が抜けていると主張しています。

 

 

 彼女たちが主張するその見落とされている点とは、リーダーシップの発生とその効力の間の違いにあります。

 

精神的に病んでいる人たちは、他人を支配したいという欲望から素晴らしいリーダーになりたいと望みますが、彼らが全員悪い人であれば、きっと彼らはトップに立てるのでしょう。嫌な上司を思い出してみて下さい。

 

本当にそんな意地悪な人のために働きたいですか?

 

全力で彼らの野望を阻止したいと思いませんか?

 

休憩のコーヒーやランチタイムを見つけては、毎回内部告発者のシナリオを夢見て、同僚と策略を練ったりすることはありませんか?

 

だとしたら、ではどうやって個人が有能なリーダーになれるのでしょうか?

 

個々が頂点に上り詰めることが出来る方法は、上司を騙して上手く利用し出世させてもらうか、その上司を追い出すように弁護士をちらつかせながら恐喝するという悪意ある行動のどちらかしかありません。

 

 

 ランデイたちによると、以前の研究では十分に認知されていなかった重要な区別をきちんとする必要があると述べています。

 

まず始めに、精神が不安定な状態は簡単で単純なものではありません。精神異常を測るのにある一つの要素を用いることもありますが、研究者達は精神不安定者を多面的価値を持ったものであるという考え方をするように推奨しています。

 

その多面的な価値とは、内的支配(大胆さ)、衝動性(非抑制)、卑劣さや意地悪さ(共感能力の欠如)を指しています。

 

 その他の精神病に関連した方式は複数の想定性です。これは個人が他人好意を持ってもらえるよう振る舞うことで、他人に自ら道を明け渡させ、退けることに値します。

 

加えて、リーダーシップの発生を定義するのはとても困難です。ある人が重要な地位へと出世するかもしれませんが、それは2、3年しか持たないものかもしれません。もしかすると雇用主が彼にうんざりしてしまい、その出世した人は解雇になる前に辞職するかもしれませんよね。人々があなたに好感を持って、喜んであなたの為に働きたいと願うから、あなたは良いリーダーと呼べるのでしょうか?

 

それとも、あなたがしっかりとした企業理念や事業に関する考えがあるから、良いリーダーとなるのでしょうか?

 

例えば、あなたはあなたのボランティアグループに酷い扱いをしたとします。でもそのグループはきちんと募金を募ることが可能なのです。

 

 方法論や定義的問題とはまた別に、精神不安定者とそのリーダーシップとの関係には性別が何かしら作用しているのではないかとランデイたちは示唆しています。結局のところ、女性は重役に就くことが少ないという事実だけではなく、女性達はそのような重要な役職において必要な支配能力に優れていないということはよく知られています。女性は男性と同じ様に“邪悪な”振る舞いをすることは難しく、他人からそう受け取られることは難しいのです。

 

 

 出版の是非に関わらず、ランデイたちの研究基準に合った文献を参照した後、彼女達は92名の被験者を得ることに成功し、リーダーシップの発生、効果、“変化的”リーダーシップ、そして高い倫理基準に基づいて支持者を感化するタイプのリーダーシップに関連したデータを得ることが出来ました。研究グループは、精神異常とリーダーシップの関係を男女それぞれ調査するだけではなく、リーダーシップの質を予測するのに適切な精神の不安程度を計測するための可能性を調査にも熱心でした。

 

 

この膨大な量の研究データによると、研究チームはほんの少しの関連性を精神異常とリーダーシップの発生の関係に見つけることに成功し、同時に精神異常と効率性との関係を否定する要因を僅かに見つけました。予測がつくかもしれませんが、精神が安定していな人は変化的リーダーシップを測る値が低いことが分かりました。

 

面白いことに、地位が低い者が上司を評価する際、精神の不安定性と変化的リーダーシップの関係は、自分自身を評価するときよりも弱いことが分かりました。

 

しかし、性別という要素がこの調査に入り込むと、状況は大きく変わります。精神が不安定の男性はリーダーになれる一方で、女性はリーダーとして台頭することはありませんでした。同様に、有能性において精神不安定の男性は高く評価されたのに対し、女性は低く評価されました。

 

つまり、全体的に精神性とリーダーシップの関係はどうやらそのリーダーとなる人の性別に大いに関係している様です。最後に、ある程度の精神異常はリーダーにとって変化性を含むリーダーシップにおける全ての局面においてなにかしらの効果があることが分かりました。

 

 

 筆者は次のように結論付けています。多様な研究にわたる実験的精密な調査の元では、リーダー素質のある精神不安定者にはある種の恐怖が備わっていることが分かった、と。その効果は小さいながらも、“実験において潜在的に大事なもの(p.8)”であるとしています。しかし、多ければ多い程良いというものではなく、適度な精神の不安定性が、個々をリーダーにし、より効果的で変化的なものへと変えることができる様でした。一方で女性の場合は話が異なり、精神病的女性は性格の特色が職場に裏目に出てしまうようです。家庭において女性は精神の不安定性を反社会的と捉えずに態度に表すことがありますが、感情は邪魔なものと捉える職場においては感情の爆発として良く見られないようですね。

 

 

まとめ

 

精神の不安定性とリーダーシップの獲得との間には、単純単一な関係性や繋がりは見られないようでした。分かったのは、女性は男性と比べ、その精神不安定性を表わすと困難に直面することが多いことと、一方精神に異常を来している男性は、その精神不安定な状態は彼らを頂点に上り詰める後押しをしてくれているということでした。少し相手に良く接することは、自分が夢見るキャリアへと続くより長い道を選ぶということに等しいのかもしれませんね。

孤独を感じる?歌うことが楽しい治療法に?地位社会の合唱団に参加することで、孤独感を減らし人生に対する熱意を高める可能性がある?

 2つの新しい研究が、グループで歌うことの心理学的および全体的健康利益にスポットライトを当てています。約3,250万人の米国の大人が、ある種の合唱団の中で定期的に歌を歌っているにもかかわらず、地域社会で歌うことは、デジタル機器の電源を切り、ほかの人とつながり、孤独感や社会から孤立を感じることを減らすよく見落とされる方法の一つです。この新しい研究は、地域社会で歌うことが人のメンタルヘルスを改善する有効な介入であることを示す、多くの根拠を付け加えました。

 

 

 

 アイオワ州立大学の研究者たちによる新しい予備研究からの予備調査結果によると、グループで歌う1時間は、いわゆる「ストレスホルモン」であるコルチゾールを著しく減少させ、パーキンソン病に苦しむ患者の悲しみや不安の感覚の減少に関係性がありました。歌うことはさらに、パーキンソン患者の運動機能や動きの流動性を改善するようです。これらの今までに類を見ない調査結果は、アイオワ州立大学通信社により、11月8日に報告されました。

 

 

 

 この研究は、3名のISUチームにより実行されました。3名はそれぞれ、音楽セラピストであり運動学部の准教授のエリザベス・ステグモラー、人間発達・家族学の准教授、エリザベス・「バーディー」・シャークリフ、運動学と心理学の大学院生、アンドリュー・ザマンです。

 

 

 

 本研究のために、このアイオワ州立大学の3人組は、ステグモラー率いる現在進行中の療法的歌唱グループのメンバーである、17名の研究参加者を採用しました。特に、この研究者たちは、1時間の歌唱セッションの後で、コルチゾールのバイオマーカーがグループメンバーの間で著しく下がったことを発見しました。

 

 

 

 「コルチゾールが減少する理由の一部は、歌唱参加者はポジティブに感じ、グループのほかのメンバーと歌う活動でストレスを感じることが少ないからであると思われます。このことは、私たちが愛情ホルモンのオキシトシンに注目できることを示しています」とシャークリフは発言しています。「私たちはさらに、心拍数や心拍変動に注目し、これらは歌を歌った後、被験者がどれくらい落ち着き、生理学的にリラックスするか、私たちに教えてくれます。」

 

 

 

 これらの初期成果は有望ですが、さらなる研究が、これらの心理学的および生理学的利益を触発する正確なメカニズムを特定するために必要です。この分野の研究者たちは現在、血液のサンプルを分析し、オキシトシンの増加レベルおよび別の要因が、定期的にグループで歌を歌う、パーキンソン病を患う人たちのムードや動きを改善することに関連しているのかどうか、突き止めようとしています。

 

 

 

 以下のTedXの講義では、ステグモラーは音楽療法における脳の利益について議論しています。

 

 

 

一緒に歌う年配の大人は、孤独を感じることが少なく、生きている幸せを多く感じる

 

 

 

 グループで歌う利点に関する2つ目の新しい研究『さまざまな年配の大人の間で幸福感を高める、地域社会の合唱団の介入:ボイシーズ・トライアルのコミュニティーからの結果』が、『老年学のジャーナル:シリーズB』により11月9日に発表されました。この研究の目的は、「人種および民族的に多様な年配の大人の健康、幸福、およびヘルスケアにかかる費用に関する、地域合唱団の介入効果をテストすること」でした。

 

 

 

 コミュニティー・オブ・ボイシーズ/コミュニダード・デ・ボケズは、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究者たちによって率いられた、多文化研究の協力であり、地域社会の合唱団で歌うことが、費用効率が良く、さまざまな背景を持つ年配の大人に関して生活の質を改善する、アートベースの社会的介入であるのかどうか、調査する過程にあります。合唱団の各12組のコミュニティーが、プロの聖歌隊指揮者および伴奏者たちによって率いられ、各場所の人口統計に合わせて文化的に調整されました。これらの宗教とは関係のない合唱団は、幅広い歌唱力をもつ人にふさわしく、合唱メンバーが委縮してしまわないように、専門的技能を和らげるのに十分な、ただ挑戦してみようという「流れ」を意図的に作り出すよう計画されました。

 

 

 

 2015年米国国勢調査局の報告によると、米国国民総計の約15パーセント(5,000万人)は、3年前で65歳かそれ以上の年齢になりました。65歳以上の人口統計は、特に社会的孤立を感じたり、孤独を感じたりすることに対して弱く、これらは鬱や病弱な結果に関連しています。

 

 

 

 「私たちの現在の健康および社会的システムは、年配の大人の急速に増え続ける人口を支援する助けとなる準備ができていません」と、カリフォルニア大学サンフランシスコ校看護学校の副学部長および教授である、筆頭著者ジュリーン・ジョンソンは声明の中で述べています。近年では、ジョンソンは、年配の大人が幸福感を得るために合唱団で歌うことのよく見落とされる利点にスポットライトを当てるため、根拠に基づいた研究に自身を捧げました。「孤独や社会的孤立を体験する高い割合があり、鬱もまた比較的高い割合です。年配の大人が地域社会に参加し続け、つながり続ける助けとなるため、新しいアプローチを発展させる必要性があります」と彼女は述べている。

 

 

 

 90分間の地域社会での合唱セッションは、市民の気楽なパフォーマンスのための、特定のリサイタルを練習することを目的としていました。6カ月間の研究で、それぞれの歌手は、心理学的心の状態と全体的感情の幸福感を自己申告しました。これらのアンケートを査定した後、研究者たちは地域社会の合唱団で歌った年配の大人は、社会的孤立の知覚を体験することが著しく少なく、「人生の興味」を体験することが著しく多い、という結果を発見しました。

 

 

 

 著者は以下のように結論付けています。「私たちの発見は、さまざまな年配の大人の間で、孤独を減少させ、人生の興味を上昇させる、地域社会の合唱団の採用を支持しています。さらなる努力が、合唱団への参加が年配の大人の間で幸福の側面を改善し、健康格差を減少させるメカニズムを調査するのに必要ですし、これには、長期の潜在的取り組みも含まれます。」

 

 

 

 一緒に歌うことは、さまざまな職業および地位の人々が共に集まって楽しむための、最も古くからある楽しい方法の一つです。地域社会の合唱団で歌うことは、どのように私たちの全体の幸福とメンタルヘルスの利益となるのか、正確に知るにはさらに研究が必要ですが、最新の研究は、誰かと歌うことは、私たちを孤独にし分かつバリアを破るための、薬のいらない完璧な治療法になる可能性があることを、思い出させてくれるものとして働いています。

10年にわたる研究に基づく、新しい身体活動のガイドラインとは?

 2008年に、アメリカ合衆国保健福祉省(HHS)は、当時手に入った山のような科学に基づく根拠を査定した後、「アメリカ人のための身体活動のガイドライン」の初版を出版しました。それから10年後、HHSは過去10年間の根拠に基づく研究を踏まえ、毎日/毎週の大量の規範的エクササイズに関して、更新したガイドラインを公表しました。新しいガイドラインは、身体的、精神的健康状態を高め、ヒトの生涯にわたり病気を予防するため、私たちが人生のさまざまな段階でどの程度体を動かす必要があるのか、詳細な推奨事項を提供しています。一番最近の身体活動のガイドラインは、イリノイ州シカゴにて2018年のアメリカ心臓協会学術集会により11月12日に発表されました。これらの調査結果はさらに、ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・メディカル・アソシエーション(JAMA)により今日出版されました。HHSからの最新の推奨事項は、幅広い人口層でさらに健康成果を高めるために、どの程度の、どんな種類の身体活動が最適なのか、ということに伴い、特定の種類のエアロビック運動や筋力増強運動を展開している、2018年度身体活動ガイドライン諮問委員会科学報告書に基づいています。

 

 

 定期的な身体活動は、全年齢の個人が、健康全般を改善し、病気の罹患率を減少し、寿命を増加することができる、最も重要な生活の中での選択肢の一つです。この新しい報告書によると、アメリカの若者や成人の約80パーセントが、運動不足の状態です。アメリカ合衆国では、見積もりによると定期的運動の欠如や、既存の身体活動ガイドラインの基準を満たしていないことが、毎年のヘルスケアにかかる費用の、1,170億ドルに関連しています。

 

 

 明るい側面を見れば、最新の科学に基づく根拠では、定期的な身体活動によって、ヒトが元気になり、思考がはっきりし、よく眠れ、身体の機能が改善し、長く生きられる、と断言されています。

 

 

 新しいガイドラインでは、身体活動を4つのカテゴリーに分けて展開しており、それぞれ(1)エアロビック運動、(2)筋力増強運動、(3)骨強化運動、(4)バランス改善運動となっています。

 

 

エアロビック運動

 

エアロビック運動(または有酸素運動、「カーディオ」、持久力トレーニングとも言われます)中は、大きな筋肉群が、長時間絶えずリズミカルに動きます。エアロビック運動により、心拍数が上昇し、呼吸がさらに苦しくなり、通常は汗をかきます。

 

 

エアロビック運動の3つの構成部分:強度、持続時間、頻度強度は、エアロビック運動にかかる、努力の程度を示しています。強度には、「ライト(弱)」(家事やゆっくり歩くことなど)、「モデレート(中)」(早歩きや簡単なサイクリングに相当)、「ヴィゴラス(強)」(ジョギングや階段を数段上ることに相当)までの幅があります。持続時間は、各セッション中に、エアロビック運動を何分行うかを示しています。頻度は、一週間に何回エアロビック運動を行うか示しています。

 

 

筋力増強運動

 

 

筋力増強運動には、フリーウェイト・リフティング、筋力トレーニングマシン、筋肉を鍛える各種のレジスタンストレーニングが含まれます。筋力増強運動にはさらに、耐久のための自体重の使用および強度を変化させるゴムバンドの使用が含まれます。

 

 

骨強化運動

 

 

 骨強化運動は、体のさまざまな骨に体重負荷の力を使い、健康的な骨量の増強および維持を促進します。骨強化運動には、ある種のエアロビック運動(ジョギングなど)や筋力増強運動が含まれます。

 

 

バランス改善運動

 

 

バランス改善運動は、足元を固定し、転ぶ危険性を減らすことができるよう、脳のバランス感覚の中枢部を維持する助けとなる、体のさまざまな筋肉を強化します。

 

 

HHS(2018年)より、4つの重要な身体活動ガイドライン

 

 

成人は1日を通して、もっと動き、座る回数を減らすと良いでしょう。身体活動のいくつかは、全然行わないよりはましです。座る回数が少ない、モデレートからヴィゴラスまでの身体活動(MVPA)をたくさん行っている成人は、健康的利益をいくつか得ています。
十分な健康的利益を得るためには、成人は一週間に少なくとも150分(2時間と30分)から300分(5時間)モデレート(中)強度の運動または一週間に75分(1時間と15分)から150分(2時間と30分)ヴィゴラス(強)強度の有酸素運動、あるいはこれに相当するモデレートおよびヴィゴラス強度を組み合わせたエアロビック運動を行うと良いでしょう。なるべくは、エアロビック運動は一週間のうち数日にまたがって行うと良いでしょう。
さらなる健康的利益は、一週間のうちモデレート強度で身体活動を300分(5時間)相当以上行うことで得られます。
成人は、これらの運動がさらなる健康的利益をもたらすため、さらに一週間のうち2日以上はすべての主要な筋肉群を含んで、モデレートまたはさらに強い強度で筋力増強運動を行うと良いでしょう。

 

 

絶対強度と相対強度

 

 

・絶対強度は、行われている仕事量を表し、個人の生理学的容量は考慮しません。これは多くの場合、代謝当量(MET)の単位で表されます。早歩きや庭掃除などのモデレート強度の身体活動は、3から5.9 METのMETレベルです。
・相対強度は、個人の心肺フィットネスを考慮に入れ、調整します。運動を多く行っている人は、運動がさらに簡単に感じられるので、運動量が少ない人よりもさらに低い相対強度の値が示されるはずです。
成人のためのこれらのガイドラインに加えて、新しいHHSの報告書は、ほかの年齢層のためのガイドラインを提供しています:

 

 

 ・就学前の子ども(3歳から5歳まで)は、成長と発育を促進するため、一日中身体的に活動すると良いでしょう。

 

 

 ・子どもと10代の若者(6歳から17歳まで)は、毎日60分からそれ以上のモデレートからヴィゴラスの身体活動(MVPA)を行うと良いでしょう。

 

・年配の大人(65歳以上の年齢)は、有酸素および筋力増強運動とともに、バランストレーニングを含む、複数構成の身体活動を行うと良いでしょう。

 

・妊娠中および出産後の女性は、一週間に少なくとも150分のモデレート強度のエアロビック運動を行うと良いでしょう。

 

 

 ・持病または障害をもつ成人は、可能であれば、成人のための重要なガイドラインに従い、エアロビック運動および筋力増強運動を両方行うと良いでしょう。

世界親切の日とは?集団的な思いやり、親切が社会的スティグマを減らし、メンタルヘルスを改善する?

スティグマ」とは – 他者や社会集団によって個人に押し付けられた負の表象・烙印。

 

 

 

 世界親切の日は、毎年11月13日に祝われます。当日、参加者は個人であれ団体であれ、善行を祝って推進し、親切な行いを約束することにより世界をさらに良い場所にしようと試みています。世界親切の日は、世界親切運動により1998年に初めて開始されました。世界親切運動は、世界中から集まった同じ考えを持つ親切団体が開催した、1997年の東京カンファレンスにより結成された団体です。現在、28ヶ国以上が、宗教とも政治的運動とも関係のない世界親切運動に参加しています。世界親切運動と世界親切の日のミッションは、より素晴らしい親切を目指すように個人と国家を刺激して、もっと親切にあふれた世界を作ることです。

 

 

 

 親切は、思いやりと私利私欲のない行ないによる行動反応、または自分の利益を優先せず、他者に思いやりを与える考え方です。私利私欲のない行ないを実践するには、自己中心的な利益を削り取る必要があります。親切は、私たちが急ぎ、ストレスを感じ、同時に多くのことを成し遂げようとするこの社会で生活しているので、多くの場合損なわれたり、忘れられたりする価値観の1つです。近所の人にあいさつをする、お店で買った食料品をマイバッグに入れるよう申し出る、高速道路でほかの乗客に道を譲る、ボランティアをする、許すことを練習する、下心をもたず友人に助けの手を差し伸べることなどは、私たちの社会で忘れられているように思える、すべて簡単な親切の行いです。親切は、内面の幸せに直接結びついていますが、私たちは何年も幸せを求めてもがき、親切を無視して過ごしていて、そのあと何か間違ったことをしているのではと思うのです。

 

 

 

メンタルヘルス統計

 

 米国精神障害者家族連合会(NAMI)によると、4人に1人近くのアメリカ人(6,200万人)が毎年精神疾患の影響を受け、米国の25人に1人の成人が、鬱や双極性障害、不安障害などの主要な精神疾患とともに生活しています。13歳から18歳までの10代の若者の20パーセント近くが、毎年精神疾患と闘っていて、成人の約30パーセントが不安障害と闘っています。NAMIによると、精神疾患にかかる費用は、毎年の逸失利益で見ると驚きの1,930億です。実際に、鬱や双極性障害などの気分障害は、18歳から44歳までの年齢の若者や成人の両方にとって、入院となる3番目に一般的な原因となっています。親切は、思いやり、共感、親密さ、感謝の気持ち、共同体意識を高めます。これらはすべて、精神疾患と闘う助けとなるのに必要な資質です。心理療法と薬物治療も必要ですが、心理療法士は回復を成功させるためには、強力な支援体制とともにポジティヴな環境を提唱しています。集団的な思いやりは、社会がスティグマ(社会的烙印)を打ちこわし、精神疾患をもつ患者とその家族の生活を改善するのに必要なことです。

 

 

 

親切と脳

 

 研究によると、思いやりの形であれ感謝の形であれ、親切を練習することで、脳のセロトニンやドーパミンのレベルを高めることができるという結果が示されました。セロトニンとドーパミンは、「心地よい、幸せのホルモン」として知られています。反対に、長期間にわたる論争や怒り、嫉妬、罪の意識やそのほかのネガティヴな感情は、時間をかけて体に悪影響を与える可能性があるコルチゾールの上昇を育んでしまい、結果として免疫系機能の低下や体重増加、特に体の中心部の体重増加につながります。言い換えると、私たちのポジティヴやネガティヴな感情は、精神的および身体的症状の両方に密接に関連しているのです。

 

 

 

 笑顔や、ほかの人のためにドアを開けてあげること、誰かのために食べ物を持って行ってあげること、列で次の人のために場所を譲ること、ほかの人とつながること、親しい誰かに「愛している」と伝えることはすべて、日ごろから練習できる親切な行いです。ときどき私たちは、親切であるということから遠ざかってしまいます。その理由は、私たちは何をすべきかわからず、自分の行ないが影響を与えるとは思っていないためですが、影響を与えることはできますし、このことは研究で証明されています。

 

 

 

 ・最近話していなかった人に電話をかけましょう。私たちはあまりに忙しい社会に生きているため、主なコミュニケーション手段をテキストやEメール、ソーシャルメディアに頼っています。ほかの通話口から声を聴くことで、相手との関係性を強めることができます。これには、あなたが引っ越したところに住んでいる近所の人との会話や、ソーシャルメディアのアップデートでしか主に「連絡を取って」いなかった子供のころの友人との会話、数時間離れたところに住んでいる祖母との会話などが含まれます。電話での会話で感情を感じたり伝えたりすることはもっと簡単ですし、テキストやEメールで済ませてしまおうとしていた相手とさらに深い関係を築くことができます。

 

 

 

 ・毎日簡単なジェスチャーを行い、ほかの誰かの手助けをしましょう。大事な人のためにゴミを捨ててあげること、仕事でコーヒーのおかわりを注いであげること、両親のためにお使いに出かけること、一週間の食料品の買い出しを済ませることなどどれにおいても、簡単にできる親切な行いはとても役に立ちます。

 

 

 

 ・時間とお金、スキルに投資しましょう。ボランティアをすることは、地域社会に戻る最高の方法ですし、さらにあなたに充実感を与えてくれます。動物保護施設にお金を寄付することを選ぶ、地元のビーチでゴミ拾いをする、ホームレス施設でボランティア活動をする、自分の時間、お金、スキルセットに投資するなどはどれでも、地域社会をさらに良い場所にし、周りに人の手本になることができます。

 

 

 

 ・自分自身に優しくしましょう。セルフケアは、よく見逃される親切な行いです。本を読む、お風呂に浸かる、新しい服を買う、好きな趣味に没頭して時間を過ごすなど、どれでもいいので自分自身に投資して時間を過ごしましょう。充実感が得られず幸せでなければ、周りの人が気づいてしまい、ネガティヴなエネルギーが周りに伝わってしまいます。

 

 

 

 ・許すことを練習しましょう。私たちは誰でも間違いを犯し、争いを選び、傷つける言葉をほかの人に言ってしまいますが、私たちにはみんな、お詫びをして許しを請うチャンスがあります。許しを請うことは、やり直して傷ついた感情を後ろに追いやり、前に進むための一つの方法です。私たちはほかの人がたとえ謝らない場合でも、ほかの人に許しを与える力も持っています。ほかの人を許すとき、私たちが心に抱いているネガティヴな感情や敵対心を手放すことができます。
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