なぜ境界線がないと、燃え尽き症候群を引き起こすのか?仕事の境界線をなくすと、生産性の低下や燃え尽き症候群のリスクを高める?

様々な種類のリーダー(中間管理職からトップの管理者まで)をコーチし、ストレスの軽減やワークライフバランスの向上、効率的生産を助けてきました。

 

 

時は流れ、問題の本質を探ると、核心が見えてきました。同僚やクライアントとの境界線の低下が、貴重な時間や労力を奪い、生産性や効率性の壁となっていました。

 

 

もしこれが起こったとしたら、妨害をされて仕事をコントロールできなくなります。ストレスは最大になります。

 

 

仕事のストレスは、燃え尽き症候群を引き起こします。境界線の低下が作業負荷、優先事項、抱えきれないほどの負担をもたらします。良いニュースもあります。境界線への対策を一度行うと、ストレスレベルは下がるでしょう。よりフォーカスし、物事を終えるために時間と労力をよりかけるようになります。こうすることで、自信を高め、どんな恐怖も調整し、盾となります。

 

 

問題の本質を照らすかもしれないいくつかの考えをご紹介します。境界線を作ることを手助けし、不必要な混乱を減らし、素晴らしい仕事ができます。

 

 

 

1、重要な仕事をする時間を分け、守る

 

最初に、何をするべきなのか考えましょう。私がコーチしている多くのリーダーは、たくさんの邪魔が入ると文句を言っています。チームや企業の他の人からの妨害が入るので、ハイレベルな考えや計画に割く時間があまりありません。

 

 

何をすべきか、何時間それをするかを考えましょう。スケジュールのいつに入り込むかを決めて、それを実行しましょう。

 

 

そうする方法はいろいろあります。あるクライアントは「邪魔しないでください」というサインで、ドアを閉めると言っていました。その時間は、eメールやオフィスチャットシステムをログオフします。彼女は、1日の仕事時間のある時間は他にとっておき、チームにも知らせています。緊急以外は、邪魔なしで作業します。

 

 

もちろん彼女のやり方を進めるべきでしょう。同僚はドアをノックするかもしれません。電話するかもしれません。緊急ではない時に。深刻に話すべきです。境界線が欲しい時は、真剣に話してください。丁寧に、しかし、そうする必要があることをはっきり言いましょう。そして理由も教えましょう。

 

 

他の人がそのリクエストをリスペクトしない場合、私のクライアントは、重要な仕事をするためにどこかへ行きます。時折、すべきことをします。これは、平静さや生産性のためだけではありません。企業や従業員のためでもあるのです。

 

 

2、非現実的な期待をしない

 

心配性な人ですか?ハイレベルな仕事をしていますか?ベストをこなしていますか?他の人から頼れる人だと思われている人でしょうか?これは良いことです。真面目な性格は仕事の成功の鍵となります。トップリーダーは、真面目な人々の傾向があります。

 

 

残念なことに、真面目さは悪い部分もあります。境界線の原因ともなります。

 

 

真面目さが仕事のスタンダードになっていますか?必要でしょうか?

 

 

あるケースでは、ある管理者がクライアントに「訓練を受けた」と期待しているので、即座に反応することができます。週末でもです。バケーションの時もです。成功の一旦をになっていますが、持続することはできません。彼は危険にも境界線を作ることができなかったのです。そのため、悪いことが起こりました。

 

 

他人に反応するのに時間をかけるようにしました。適切なことをするようにオファーしました。しかし、トップをやめたわけではありません。週末は、携帯の電源を切り、手の届かないところにおき、月曜の朝までは取らないようにしました。休暇中は、自動返信機能を使用しました。

 

 

世界は終わったわけではありません。事実、他のポジティブな変化と組み合わせました(飲み会を減らす、睡眠をよく取る、リラックスする何かをする)数ヶ月後には、新しい人物になりました。仕事をより楽しめるようになったのです。

 

 

これはあなたのシチュエーションに似ているかもしれません。賢く小さな変化を始めることを推奨します。境界線を作る機会を探してください。見つけることができます!探し始めましょう!

 

 

3、個人的に必要なものやそれに従って行動しましょう

 

 

あなたは内向的ですか?外交的ですか?

 

 

外交的な人は、人と一緒にいることでエネルギーをもらえます。パーティーやソーシャルイベントが好きです。いろんなことを話すことが好きです。境界線のない会社を好みます。

 

 

内向的は、社交性に欠きます。一人の時間を好みます。開けた会社なんて悪夢です。燃え尽き症候群のリスクが高まります。

 

 

社交性にストレスをかかえるクライアントがいました。彼女は、過重労働をかかえていましたが、ストレスの根源を見つけ、コントロールするようにしました。

 

 

「同僚が絶えずデスクにやってくるの」と彼女は話しました。「話をして、コーヒーやランチに誘うの。ゴシップや文句が好きなのよ。本当に疲れるわ。」

 

 

彼女は内向的でしたが、気づいていませんでした。彼女のコーヒーやランチ「休憩」は、仕事よりも重荷になっていました!彼女は、境界線を作る必要があり、そのため、休憩を息抜きの時間にすることができたのです。

 

 

最初にコーヒー休憩の時間を確保しました。彼女は、誘いを断り、その答えに納得しない人がいたら、散歩に出かけました。そうすると、誰も彼女を見つけることができません。次に、火曜日に「グループランチ日」を設定しました。他の日は、一人でランチを食べるのです。

 

 

また、通勤時間を解放時間にするようにしました。「機内モード」にします。Eメールをチェックする必要もないし、電話も来ません。その代わり、ソフトな音楽やリラックスのできる音楽を聴きます。こうすることで、帰宅してすぐにリラックスする時間にあてなくてよくなりました。リラックスして帰宅できるからです!

 

 

仕事で何がストレスか詳しく調査することをお勧めします。何をしているのか、本当に必要ではないし、疲れることは何ですか?どのように人の期待に応えることができますか?どのように境界線を作り実行できますか?

 

 

たくさんのコントロールできることがあると思います。それに気づき、新しく取り入れて、変化を起こしてください。ストレスも少なく変化を助けることができます。

眠りと自己管理が、仕事での時間の無駄にどのように関連するのか? よく眠れない?自己管理能力が低い?この研究があなたに答えます!

 仕事での時間の無駄に関する研究はさまざまですが、アムステルダム大学のドイツ人の同僚2人、ヴェンデリーエン・ファン・エールデとメーリジン・ヴェヌスは最近、新たな貢献をしました。彼らは、高い眠りの質(量ではなく)が、仕事を効率よく行うため、エネルギーと必要な自己制御能力を与えてくれるのではないか、と仮定しました。低い眠りの質は、結果的に仕事の無駄につながるはずである、というわけです。

 

 

 

 彼らの研究の興味深い革新は、次に質問する事柄が、「誰にでも当てはまるのでしょうか?」ということにあります。もっと「我慢強い」人が、睡眠不足を何とか耐え(昨晩の低い質の睡眠)、仕事を続けることはできないのでしょうか?この疑問に答えるため、彼らは低い質の睡眠に直面したとき、自己管理が回復する源になる可能性を探求しました。

 

 

彼らは低い質の睡眠と翌日の時間の無駄の間に全体的な関係性があっても、これは自己管理で和らげられるはずである、と期待しました。自己管理能力が高いと、低い質の睡眠しか取れなくても、先延ばしにすることが少なくなるのではないか、ということを議論しました。

 

 

方法論

 

 

彼らは様々な職業に就く71名の参加者(平均年齢は約35歳)に協力してもらいました。職業は、金融、銀行業、政府、教育、建設、ヘルスケア、マーケティング、販売、その他、でした。これらの参加者には、二段階の研究を完成してもらいました。

 

 

 

第一段階では、被験者は自己管理能力の測定を完了しました。複数回にわたり被験者を測定することは、変数間の関係を拡張する傾向にあり、研究者がこの共通方法バイアスの効果を減らそうとするため、被験者は第二段階の前にこの実験を完了しました。

 

 

 

第二段階では、参加者は仕事をしている連続10日間で、毎日日記をつけました。

 

 

 

 ・毎日午前11時に、被験者は前の晩の眠りの質を報告しました。参加者は一つの項目で眠りを評価しました(「非常に悪い」から「非常に良い」までの5段階評価を使用しました)。

 

 

 

 ・午後4時、被験者は仕事中の時間の無駄を報告しました(著者が仕事の先延ばしとラベルを張る事柄)。

 

 

 

 結果の前置きとして、彼らが先延ばしの研究をしたこと自体、完全には明らかになっていません。彼らは既存の先延ばしの測定法から項目を採用しましたが、彼らが使用した3つの項目は、正確には先延ばしではありません。参加者はこれら3つの項目を使い、仕事日を評価するよう要求されました(「完全に当てはまらない」から「完全に当てはまる」までの範囲で):

 

 

 

今日、私は救いがたいほど時間を無駄にする人だった。
今日、私は時間を無駄にする人であり、それについて何もできないようだった。
今日、私は何かしようと自分に誓ったが、その後で先延ばしにしてしまった。

 

 

 

実験の参加者がどれくらい時間を無駄にしたと感じたか、彼らが測定したことは明らかですが、時間の無駄は、先延ばしと同じことではありません。ここには、いくつかの問題があります。

 

 

 

まず、私たちの多くが、一つの仕事を避けようとしますが、多くの仕事を済ませているので、全然時間を無駄にしてはいないのです。

 

 

 

二つ目は、先延ばしは目的と行動の間の隔たりだということです。私たちは仕事をしようとしますが、非合理的に仕事を先延ばしにします。著者は、序論で以下のように書くことで、このことを認めています。「先延ばしは、目的と行動の間の、食い違いを取り巻く、非合理的な遅れなのです。人が行動しようとして、状態が悪化すると知っているのにもかかわらず、行動しないとき、これが起こるのです。」ここでの問題は、私たちが全く不必要に時間を無駄にしているかもしれないが、まだ仕事をしている、ということなのです。時間の無駄は、目的と行動の間に食い違いがあることを意味するのではなく、ただ、私は「仕事中」の状態ではない、または、思ったほど効率的ではない、という状態であるだけのことです。

 

 

 

要するに、私たちは先延ばしにするとき時間を無駄にしているかもしれませんが、時間を無駄にしているように感じることを知るのは、実際に時間を先延ばしにしているということを意味しません。すなわち、この研究が先延ばしについてではなく、時間の無駄についてであるという始まりから注目するのは重要だと思います。何が仕事で無駄になる時間を予測するのか(この場合、質の高い睡眠の不足)、私たちが理解する助けになるため、これはまだ重要な研究です。

 

 

 

結論

 

 

 

 予想通り、彼らは睡眠の質と翌日の「先延ばし」の間の関係性を証明した、過去の研究を再現していました。睡眠の質が低ければ低いほど、時間を無駄にすることが多く報告されました。そして、彼らが仮説を立てた通り、自己管理が違いを生み出したのです。

 

 

 

実際、高い自己管理能力を有する人は、この関係すら存在しません!著者は以下のように結論付けています。「このことは、睡眠の質が自己管理能力の低い人にとってさらに重要であることを暗示し、これらの回答者にたいしてのみ、睡眠の質は否定的に翌日の先延ばしと関連していたのです。

 

 

 

結論となる考え

 

 

 

 著者は、ここで仕事における心理学的メカニズムについて思案し、関係するプロセスを特定する助けとなるこれからの研究を提示しています。私はどちらかと言えば、高い自己管理能力をもつ個人が、睡眠の質が低いために気が滅入る感覚を体験する可能性がある、という著者の意見に賛成ですが、彼らは被験者に、気が滅入っているにもかかわらず、仕事を続けるよう要求しました。私はまた、これからの研究がおそらく、誠実さという「優れた特性」をもつ人格を探求するのではないか、という彼らの意見に賛成です。その理由は、自己管理能力の代わりに彼らがこの特性を測定しても、同じ結果を得るのではないかと思うからです。

 

 

 

 誠実さは、自己鍛錬、忠実、組織など、補足的性質(あるいはその一面)により定義されます。誠実さが、仕事における時間の無駄を防ぐ助けとなる主な回復力の源となる可能性がある理由が、読者にはわかるのではないかと思います。実際、誠実さは、数多くの研究とさまざまな「成功」に関する測定法にわたり、職場での成功に関する重要な判断材料として示されています。

 

 

 

 良い知らせは、私たちは自主規制の強さまたは自己管理能力を改善することができる、ということです。また、皮肉なことに、自己規制のスキルまたは強さを高めることで、眠りの先延ばしを減らして、眠りの質を高めることに寄与するかもしれないのです。

性的暴行者の治療法に関する会議からの5つの収穫とは?

会議はとても有益なものでしたが、1つの欠点を改善することが出来るでしょう。

 

 ブリティッシュコロンビア州バンクーバーにおいて、第37回目の例年会議が研究治療団体によって2018年10月に行われました。この年の“Better Together”の議題は、幼児性的虐待の回避の必要性と社会をより安全なものにするためにそれぞれがどうお互いにかかわり合い、頼っているのかを認識するための教育活動(この団体(ATSA)の中心的目標)に関してでした。

 

2018年 ATSA会議 –Better Together

出典:ATSA会議パンフレットから

 

 前回の私のATSA会議2017と同様に、この会議からの収穫を5つまとめたいと思います。ATSAの進歩の目玉でもある4点に加え、私の視点から見たATSAの成長の可能性がある点を述べています。この収穫はメンタルヘルスに関する職業にある方なら、臨床医、研究者、支持者誰にでも合う様に意図しています。

 

 

  • 言葉の重要性をATSAは認識続けている

 

 

児童性的暴行における言葉は素晴らしい進歩を遂げていて、人により敬意を示した呼び方を使う様な方向へ動き始めています。(例えば、人を前に持って来る言葉遣い:(今)People with disabilities/障害のある人。(昔)Disabled people/障害者、など)。メンタルヘルスにおける専門家たちが彼らの原稿の中で使われる言葉遣いに大きな変化がありました。一般的に、個々を“性犯罪者”と呼んでいたのから“性的に虐待を振るう傾向のある人”と変わったり、“小児性愛症者”から“思春期前の子供に魅力を感じる個々”というように使われる語彙が変わりました。

 

 

  • 子供に性的魅力を感じている者の全員が、行動に移すわけではない

 

 

上記の様に非難を避けた呼び名よりも更に注目すべきかもしれないのは、子供に魅力を感じつつも性的暴行を犯していない人(大抵後期青年や青少年)に焦点を当てる動きが続いていることかもしれません。実際に、思春期前の子供に興味を持つ人が性犯罪に走らないように防ぐ対策は明らかに進歩しています。これらの試みは個人に適した臨床サポートを与え、彼らの嗜好を認めさせ、犯罪に加担せずに人生を謳歌出来る方法を提案することにも注目しています。またこの試みは幼児に興味を持ちつつも子供を痛めつけたいわけではない人達に関する研究に焦点をあてているものでもあります。これはこの分野において開拓的なものであり、発展していくのに必要な一歩です。

 

  1. 専門家は汚名を感じている

 

児童性的暴行の防止と仲裁にあたる分野の専門家達は汚名を自らに感じているようです。児童性的虐待を阻止し、仲裁することは社会を安全にする為に必要不可欠なことだと考える人もいるかもしれません。ですが、その虐待を大きな枠で捉えてしまう人の中には、児童性的虐待に関連する研究をするメンタルヘルスの教授や研究者にすら烙印を押してしまう人もいます。メンタルヘルスを提供する会社を例に挙げれば、児童愛を感じる人に対する自身のサービスを宣伝することに対し、顧客を守るだけではなく、自分自身を守るという点において不安に思うと述べています。不名誉の印にも関わらず、ATSAは断固としてその姿勢を貫いています。

 

 

  • 性行為が全ての問題ではないということ

 

 

メンタルヘルスを提供する会社やそれに関連する事業に携わる読者の人は、児童性的虐待をする人の治療は性行為に限ったものではないということが、この記事や以前の会議において何度も繰り返されていた為ご存知かと思います。つまり、問題は性行為が全ての問題ではないということです。人は単一ではありません。例え望まれない性嗜好を子供に対して持っていても、彼らは私達と同じ様に別の関心があるのです。もしかすると彼らは健全な交際を望んでいるけれど、鬱や極度の不安を抱えているのかもしれません。個々人を視野から外してしまいがちですが、その一方で汚名を着せられた臨床表現(例、子供に対する嗜好)に気付くように努力することは、それ程難しいものではないかもしれません。この介入は全体観的方法論を保証するものとなります。

 

  1. 多国籍を考慮した研究法がATSAには必要

 

性的暴行者の治療に関わる団体は多国籍的視野を取り入れようとし続けていますが、この視点はそれ程広く取り入れられたり広まっている様子はありません。ただ、最近の2回のATSA会議(2017,2018)において多くの発言者が文化や性的虐待に影響する個々の相違性を取り上げていたことはとても奨励され、人種や倫理的相違、特異な文化グループとともに働くことについて討論会も開かれていました。しかし、多くの発言者が人種、民族性、その他に身元を特定する要素について言及しませんでした。その他にも言語や場所といった文化的考察(例えば、その人物が田舎と都会どちらに住んでいるのかという比較)は、臨床や研究において同様に大切です。進歩は進歩であって、ATSAメンバーの多国籍に関する懸念や功績は言及に値するものですが、この分野により一層の努力を捧げることがこの分野にとって有益となり、重ねて私達へ有益なものとなることでしょう。私達は社会をより安全なものへと作っていくことを目指していますが、それは多数ある個々の社会を改善することでもあります。